性犯罪規定を見直した刑法の改正案等が、6月16日の参議院本会議で全会一致で可決・成立しました。
ポイントは、①不同意性交等罪を創設し、同意のない性行為について構成要件として「暴行または脅迫」に加えて「アルコールまたは薬物を摂取」など8つの行為を具体的に列挙、②身体の一部や物の挿入も「性交」と同じ扱いに、③性交同意年齢を原則16歳に引き上げ、④性的な行為を目的に子どもを手なずける「性的グルーミング」を処罰、⑤時効を5年延長し、不同意性交等罪の時効は15年、不同意わいせつ罪の時効は12年に、⑥盗撮行為を規制する撮影罪の創設です。施行5年後に見直しの必要性を検討する附則も設けられました。